こんにちは、ねおゆに666(@neouniverse666)です。
所得税は共働きが有利!?
所得税では、共働きが有利って話をよく聞きますよね。でもそれって本当なの?本当ならどれくらいおトクなの?
そんな疑問を解決するため、3つの働き方スタイルに応じた所得税額、世帯収入を算出しました。実は、思っていたのと違う結果になるかも!?
それも楽しみにして計算してみましょう。
所得税の計算方法
はじめに、所得税の計算方法についてカンタンにご説明します。
◎給与所得=年収ー給与所得控除
給与所得控除は、年収の額により異なる
◎課税所得額=給与所得-(その他控除等)
*その他控除=基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除、医療費控除など所得金額から差し引かれる金額(所得控除)|所得税|国税庁
所得税率、控除額は家庭所得額により異なる
それでは上記の計算方法をもとに、3つの働き方スタイルの所得税額、世帯収入を算出します。
前提条件
前提条件を以下に示しておきます。
その他の税金、支出等は考慮せず、所得税と世帯収入のみで比べます。
家族:夫、妻 *子なし
世帯年収:600万円
その他控除:基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除のみを適用する。
その他控除は適用しないこととする
妻が専業主婦
【スタイル1.妻:専業主婦、夫:正社員 年収600万円】
◎給与所得 = 6,000,000円 - 1,740,000円 = 4,260,000円
◎課税所得額 = 4,260,000円 - 380,000円 = 3,880,000円
◎所得税 = 3,880,000円 × 0.2 - 427,500円 = 348,500円
◎世帯年収 = 6,000,000円 - 348,500円 = 5,651,500円
妻がパートの場合
【スタイル2.妻:パート 年収100万円、夫:正社員 年収500万円】
◎給与所得 = 5,000,000円 - 1,540,000円 = 3,460,000円
◎課税所得額 = 3,460,000円 - 380,000円 - 380,000円 = 2,700,000円
◎所得税 = 2,700,000円 × 0.1 - 97,500円 = 172,500円
◎世帯年収 = (5,000,000円 - 172,500円) + 1,000,000円 = 5,827,500円
妻が正社員の場合
【スタイル3.妻:正社員 年収300万円、夫:正社員 年収300万円】
妻の所得税
◎給与所得 = 3,000,000円 - 1,080,000円 = 1,920,000円
◎課税所得額 = 1,920,000円 - 380,000円 = 1,540,000円
◎所得税 = 1,540,000円 × 0.05 = 77,000円
夫の所得税
年収が妻と同額のため、77,000円
◎合計所得税額
77,000円 + 77,000円 = 154,000円
◎世帯収入 = (3,000,000円 - 77,000円) × 2 = 5,846,000円
所得税の計算結果
【結果】
所得税:スタイル1 > スタイル2 > スタイル3(正社員)
世帯収入:スタイル1 < スタイル2 < スタイル3(正社員)
以上の結果から、もっとも所得税が少なくすみ、おトクなのは、スタイル3の夫婦共働きで妻が正社員の場合でした。
やはり予想通りの結果となりましたね。
それぞれの働き方のリスクを考える
一方で、それぞれの働き方スタイルのリスクの観点からも評価してみると、
スタイル1(専業主婦):リスク大 夫が倒れてしまうと、収入激減
スタイル2(パート):リスク中 夫が倒れてしまうと、収入減
スタイル3(正社員):リスク小 夫が倒れても、収入微減
という風に考えられるのではないでしょうか。
今後は、政府の政策としても、夫婦共働き有利になると予想されます。
夫婦互いが仕事に家事、育児に協力し合うことで、幸せな家庭作りをしていきたいですね。
そんな私ですが、現状、スタイル1です。。。
さいごに
今回は、働き方スタイルによる所得税、世帯収入の違いについて調べてみました。
あなたのご家庭に少しでも、役に立てると幸いです。
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
もっと詳しく知りたい方はこちらでご相談くださいね。
関連記事