(*2019年8月6日更新)
こんにちは、原田マハさん大好き、ねおゆに666(@neouniverse666)です。
原田マハさん『暗幕のゲルニカ』の話です。
ピカソの「ゲルニカ」が見たい!
先日、原田マハさんの暗幕のゲルニカ という作品を読みました。
作中に、ピカソの「ゲルニカ」という絵画とタペストリーが出てきます。
ねおゆに666は、「ゲルニカ」に興味を惹かれ、どうしても見たくなりました。
絵画の「ゲルニカ」は、スペインのマドリードにあるソフィア王妃芸術センターにあります。
すぐに見に行けない距離。
でも世界に3つあるタペストリーの「ゲルニカ」はなんとその一つが日本に。
群馬県立美術館にあります。
その興奮をみなさんにお伝えしたく、ブログを書きます。
「暗幕のゲルニカ」紹介
はじめに、原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」について、カンタンにご紹介します。
主人公は、夫をテロで亡くした、ニューヨークの美術館MOMAで働く瑤子。
時代背景は、9.11の同時多発テロ事件を匂わせています。
物語で起こるテロ事件のゴタゴタの中で、ピカソの「ゲルニカ」を巡り、瑤子が奮闘する様子を描いた物語。
主人公が生きる現代の物語と、ピカソが生きた時代である過去の物語が、交互に描かれています。
この「ゲルニカ」を中心に、お互いの時代が交互に進んでいくのが、読んでいて面白かったです。
「暗幕のゲルニカ」の面白さ
ここからは、この作品を読んで感じた率直な感想を書きます。
物語の作り方に感動!
実は、この作品には、史実に基づいた実話の部分と、原田マハさんが作り出したフィクションの部分が折り重なっています。
あるときのことです。
美術に詳しくない、ねおゆに666が、なにげなく読んでいると、気になる人ができてきました。
調べても、まったく情報が出てきません。
「えっ!?いないじゃん!!」
って思っていたら、実は、それは原田マハさんが創った架空の人物であることが判明。
びっくりしたのと同時に、ストーリー構成のち密さに感嘆しました。
読んでいると、物語に引き込まれ、実話との区別がつかなくなってしまうんです。
そういった部分でも、この物語が大好き。
ピカソについて学べる
過去の時代では、ピカソをめぐって物語が進んでいきます。
愛人ドラ・マールとの暮らしや、「ゲルニカ」が出来上がる前後のピカソの心情や状況が、鮮明に描かれています。
ピカソについて全く知識がなかった、ねおゆに666にとっては、とても教養になりました。
そして、ピカソのことが大好きになり、「ゲルニカ」がどうしても見たくなってきました。
「ゲルニカ」は群馬県立美術館で見れる
冒頭にも述べましたが、ピカソの絵画「ゲルニカ」は、スペインのマドリードにあるソフィアソフィア王妃芸術センターに展示されています。
すぐに見に行ける距離にはありません。
しかし、タペストリーの「ゲルニカ」は、なんと、群馬県立美術館でみれるんです。
「ゲルニカ」のタペストリーは世界に3つしかない代物で、3つ目が群馬県立美術館にあります。
この事実がうれしくてたまりません。
近々、絶対に見に行きます!
さいごに
原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』、本当にオススメの作品です。
その中に登場する、ピカソの「ゲルニカ」のタペストリーも群馬県立美術館で見ることできます
美術に興味ない方も、きっと興味を持つきっかけにさせてくれる本です。
ねおゆに666は、原田マハさんが作り出す世界観が大好きです。
実は今まで、「暗幕のゲルニカ」をあわせてまだ3作品しか読んでいません。
これからどんどん読んでいき、世界観に触れていきます。
ちなみに、美術作品シリーズで、もう一つ「楽園のカンヴァス」という作品があります。
こちらも素晴らしいで、オススメしたい一冊です。
ご興味れば、読んでいただけるとうれしいです。
さいごまで読んでいただきありがとうございました!